自分が考えるのとは違うラストが欲しい。
昼間考えた話。
ぼくは学校から帰り自宅のドアを開けた、はずだった。
広がったのは冷たい空気に漂うインクと紙の匂い。目に飛び込んで来たのは無数の本。それに、きみ。
驚きもせず、ただきみはぼくを見つめ二、三度瞬きをすると読んでいた本に視線を戻し「寒いから早く扉しめてくれない?」と呆れたように言ったのだ。
慌てて扉を閉めると鼻孔をかすめた良い匂いに腹の虫が返事を上げた。
「おや、陛下はお腹を空かせていらっしゃるようだ。スープしか御座いませんが晩餐会にいたしましょうか」
すくりと立ち上がったきみのその動きが、あまりにも無駄が無く、奇麗で軽やかだったからつい見とれてしまい、この状況がどうなのかすら一瞬どうでもいい事になりそうになった。
ぼくは学校から帰り自宅のドアを開けた、はずだった。
広がったのは冷たい空気に漂うインクと紙の匂い。目に飛び込んで来たのは無数の本。それに、きみ。
驚きもせず、ただきみはぼくを見つめ二、三度瞬きをすると読んでいた本に視線を戻し「寒いから早く扉しめてくれない?」と呆れたように言ったのだ。
慌てて扉を閉めると鼻孔をかすめた良い匂いに腹の虫が返事を上げた。
「おや、陛下はお腹を空かせていらっしゃるようだ。スープしか御座いませんが晩餐会にいたしましょうか」
すくりと立ち上がったきみのその動きが、あまりにも無駄が無く、奇麗で軽やかだったからつい見とれてしまい、この状況がどうなのかすら一瞬どうでもいい事になりそうになった。
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